妊婦や子供のマグロの食べ過ぎは危険?水銀の影響について

妊婦や子供のマグロの食べ過ぎは危険?水銀の影響について

厚生労働省は2005年11月に「妊婦への魚介類の摂食と水銀に関する注意事項」を改定し、日ごろの摂取量についてわかりやすく説明しています。

 

メチル水銀と水産物の関係、そしてそれを食する私たちにどうかかわってくるのでしょうか。

 

 

食物連鎖によるメチル水銀の蓄積について

私たちが日常摂取するメチル水銀の大半が、魚介類やクジラなどの水産物の摂取からきています。

 

水銀(無機水銀)は海水に含まれ、「プランクトン→小魚など→中型の魚→大型の魚類、鯨類」といった食物連鎖をたどります。

 

まず海中のプランクトンによって有機水銀の一種メチル水銀に変換される

 

そしてその有機水銀は食物連鎖の中で水産生物の身体の中に濃縮され蓄積していきます。

 

より食物連鎖の頂点に近い水産生物ほど、その蓄積量は増えていきます。

 

メチル水銀の影響について

メチル水銀は中枢神経に障害を与えるため、特に胎児への影響が心配されます。

 

妊婦や幼児、妊娠を予定されている方にはマグロ類、サメ類、深海魚類、鯨類といったメチル水銀濃度の高いと思われる水産物の摂取は控えたほうがいいといわれています。

 

上述した通り、食物連鎖の下位にいるサンマやイワシ、サバといった水産生物はメチル水銀濃度があまり高くないので、食べ過ぎさえ控えれば過度に心配することはありません。

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