マグロの寄生する「クドア」とは?症状や対策について
マグロの寄生虫「クドア」が原因による食中毒が増加しています。食中毒になるとどのような症状が出るのでしょうか。具体的な対策についてもまとめてみました。
「クドア」による食中毒の症状は
以前は人には無害と言われていたマグロの寄生虫「クドア」ですが、最近は「クドア」が原因で食中毒を起こす人が増えています。
「クドア」は、人の体内では増殖しないのですが、生のマグロを食べて2~3時間で37~38度の発熱の症状が出たり倦怠感が起こります。
その後数時間で下痢や嘔吐の症状が出ます。
対策方法は?
食中毒への対処法については、冷凍マグロを食べれば「クドア」が毒性を失ってしまいますので安全です。
「クドア」は、生のマグロに寄生し、日本産「メジマグロ」に多く「クロマグロ」にも少し寄生しています。
「ミナミマグロ」「キハダマグロ」「メバチマグロ」からはこれまでは検出されていません。
「クドア」は、元々ヒラメの寄生虫として知られていた為、ヒラメに対する対策が取られてきた寄生虫です。
今後さらにマグロによる食中毒が増えることになれば水産庁などの対策が取られるようになるかもしれません。それまでは寄生虫による食中毒の増加に私達が気を配る必要があります。
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