鰹節の重さは何グラム?水分量はどれくらい?
鰹節同士で叩くと“カチン・カチン”といった音が鳴る状態は、何度も天日干し・カビ付けが繰り返されたものです。
そんな鰹節は『削る前ならどのくらいの重さがあるのでしょうか?』『あのカチンカチンの鰹節に水分はあるの?』などが気になるところでもあります。
今回はそんな疑問にお答えします。
鰹一本のおもさは?
海で泳いでいるカツオは、約5㎏前後あるといわれています。
しかし、解体から鰹節になるまで約120日間の工程をこなして本枯れ節になった鰹節は約800gから900gになるといいます。
重量比でみると約1/6になるというのですから、いかに小さくなったかがおわかりいただけるのではないでしょうか?
美味しい“かつおだし”をつくるには
あのうまみ成分が一杯のかつおだしを作るには、鰹節の量と水の量が非常に大切になります。
人それぞれ味の好みはあると思いますが、600㏄の水に約20gの鰹節が最も美味しいかつおだしの一般的な割合だとされています。
カチンカチンの鰹節に水分は含まれる?
燻すまでの工程のものを“荒節”といいます。
荒節の表面はタールに包まれているため真っ黒で、水分が含まれているようには思えませんが、この状態で約25%の水分量があります。
ところが、本枯れ節になった時の鰹節の水分量は約15%以下まで減ってしまうのです。
本枯れ節になった鰹節にも多少の水分が含まれていたとは驚きですが、削られた鰹節がカラカラでないところをみると、それも納得ができます。
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