鰹節の亀節と本節の違い
皆さんの身近な食べ物であるかつお節。かつお節にはいろいろな種類があり、その中でも、「亀節」と呼ばれるものと「本節」と呼ばれるものがあるのをご存知ですか?今回は亀節と本節の違いについてご説明します。
亀節とは
かつお節を作るためには、まずは原料となるカツオを3枚におろします。
小さいカツオ(1.8kg以下)の場合はこの3枚におろした状態でかつお節が作られます。この3枚におろした状態で作られたかつお節が亀節と呼ばれるものです。
亀節と呼ばれる理由は、亀の甲羅のような丸い形状をしているところからつけられたと言われています。
本節とは
一方本節ですが、まずは亀節と同様に、原料となるカツオを3枚におろします。
ここで、大きいカツオ(1.8kg以上)の場合は、おろした半身を、血合いの部分に沿って、腹の部分と背中の部分に切り分けます。これが本節と呼ばれるかつお節になります。
つまり、亀節と本節は切り方の違いだけです。かつお節は縁起物のため、見た目の良い本節の方が好まれるため、亀節はあまり作られません。
味についてはほとんど差は無いと言われています。ちなみに、本節は、腹の部分を雌節、背中の部分を雄節と呼び区別されています。
いかがでしたでしょうか。形の違いだけで呼ばれ方が異なるのは少しわかりにくいですが、使う方にとっては差は無いため、気にする必要はないでしょう。
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