タラバガニの美味しい食べ方
冬になると、お魚屋さんの店先やテレビのCM・ネット通販の広告などで、タラバガニが販売されているのを目にする機会が増えますが、タラバガニは、どのようにしたら美味しく食べられるのでしょうか。
ここでは、タラバガニの美味しい食べ方を簡単にご紹介します。
持ち味のプリプリした食感を活かした料理で
タラバガニは、大ぶりな身が楽しめるものの、味がやや淡泊と言われることが多いようです。
含有成分を見ると、ズワイガニや毛ガニと比べて、タラバガニは、甘みやうま味の成分とされるアミノ酸の含有量が若干少なめです。
このためか、タラバガニは、刺身のようなかたちで身そのものの味を楽しむよりは、比較的しっかりと味をつける料理で、その持ち味である身のプリプリ感などを楽しむことが多いようです。
主な調理例としては、カニすきといった鍋物のほか
和食では、天ぷら、雑炊、炊き込みご飯、茶碗蒸し、酢のもの
洋食では、クリームコロッケ、グラタン、かにクリームのパスタ、サラダへのトッピング、
中華では、チャーハン、かに玉などが挙げられます。
もちろん、単に塩茹でしたものにポン酢やマヨネーズをかけたり、バター焼きなどのようなシンプルな食べ方でも美味しくいただけます。
また、産卵を控えたメスのタラバガニについては、別の楽しみ方もあります。
「内子」や「外子」も美味しい!
タラバガニの卵巣「内子」(うちこ)、メスがお腹に抱えている卵「外子」(そとこ)も美味しく食べられます。
内子はとろっとした濃厚な味わいが持ち味で、外子はぷちぷちとした食感が特徴的です。
これらは塩漬けや醤油漬けにしたり、ほぐした蟹の身と和えたり、パスタソースにする食べ方が好まれます。
タラバガニは、体が大きくがっしりとした太い脚を持っており、その中には、プリプリの身がぎっしりと詰まっています。
一年を通して入手できる食材ではありますが、特に、冬になると流通量が増えますので、いろいろな料理で楽しんでみてください。
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