魚の内臓は栄養価も高いけど危険度も高い
あなたは魚の内臓どうしてますか?
1口2口で食べられるような小魚だと、丸ごと食べてしまう人も多いと思いますが、大きな魚になると捨てる人も多いのでは?
魚の内臓には捨てるにはもったいない栄養がたくさん含まれているのですが、基本的に内臓を捨てるのは正しい判断です。
栄養以上に悪いものがたくさん含まれている可能性があるからです。
魚の内臓には栄養もあるけど危険もある
血栓を予防するEPAや、コラーゲンが作られるのを手助けするビタミンA、カルシウムの働きを助けるビタミンDなどなど…。このような栄養成分は身よりも内臓のほうに集中しています。
しかし魚の内臓は身以上に傷みやすく、ちょっとの時間で雑菌が大量繁殖してしまいます。また魚の胃に食べたものが残っていることも多く、下手に食べると食あたりになる可能性があります。
だから基本的に内臓を食べるのはリスキーであり、捨てるのが正解なのです。
特に食物連鎖の上位に位置する魚の内臓は注意です。重金属のような有害物質が蓄積しており危険値が高いです。
逆に食物連鎖の下位に位置する小魚などは、有害物質の蓄積が少なく、内臓ごと食べても大して問題がないことがほとんどです。
内臓を安全に美味しく食べられる魚
内臓も食べられる美味しい魚として、おすすめできるのは「サンマ」です。
サンマの内臓というのは胃や腸の区別が無く、一本の長い消化官のようになっています。
この特殊な体構造のおかげで、食べたものがすぐに消化・排出されるようになっているので、サンマの内臓には排泄物が残っていません。
だから内臓も安全に美味しく食べられるようになっているというわけです。
サンマは餌を食べてから30分で消化、排泄してしまうそうです。
またサンマは赤血球を作るビタミンB12と鉄が豊富に含まれています。貧血気味の人にはとくにオススメの魚です。
しっかり加熱しよう
しかしサンマのような魚であっても、内臓は寄生虫がいることも多いのですので、食べる場合はしっかり中まで火を通すことが重要になります。
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