アサリで水質浄化ができる!?そのろ過能力の仕組みとは?
「アサリは、水質浄化に役立つ」と聞くと意外に思われる方もいらっしゃるかも しれません。
ここではアサリのろ過能力の仕組みについてご説明したいと思い ます。
アサリの体のしくみ
アサリの餌は海中の珪藻など植物プランクトンや浮遊有機質です。
植物プランクトンは、生活排水などに溶け込んだ栄養分を 吸収して増殖しますが、植物プランクトンや浮遊有機質は、海水ににごりをもた らします。
アサリは、このにごった海水を入水管から吸収し、にごりの元となっ ている植物プランクトンや浮遊有機質をえらで漉し取り、唇弁でより分けて食べ、 綺麗になった海水を体外に排出します。
これがアサリによるろ過のしくみです。
殻長(かくちょう。貝殻の左右の最大幅のこと)が3cmほどのアサリ1個がろ過 する水の量は1時間に約1リットルとも言われており、干潟などの環境改善に 役立つことが期待されています。
|
|