トビウオの漁法について:浮き刺網/すくい漁/曳き網

トビウオの漁法について:浮き刺網/すくい漁/曳き網

水上を飛ぶように移動することで知られるトビウオ。日本でも数多く漁獲され主に地方で出回っていますが、この「飛ぶ魚」をどうやって獲っているのか疑問に思うと思います。トビウオを漁獲する方法としては浮き刺網・すくい漁・曳き網などが挙げられます。

 

 

トビウオの漁法

◆浮き刺網
トビウオは常に泳ぎ移動している回遊魚です。トビウオの回遊ルートに網を設置し、泳いでくるトビウオを待ち伏せして捕える漁法です。

 

◆すくい漁
これはトビウオの走光性を利用した漁法です。夜間に灯火をともし、光目指していっせいに集まってきたトビウオを捕えます。光に釣られたトビウオをたも網ですくって獲るのですくい漁といいます。こちらは観光漁業としても有名です。

 

◆曳(ひ)き網
2船の間に網をかけ、トビウオのいそうな場所を囲い込むように移動し、網にかけていく漁法です。この「いそうな場所(いわゆる漁場)」は知識と経験に基づく勘で決定します。

 

廃れたトビウオ漁法

昔は飛翔中のトビウオを狙い、皿を手裏剣のように投げて、打ち落としたものを広い集めるという漁法がありました。現代では非効率的なので行われることはほとんどありません。

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