金目鯛は鯛の仲間じゃない?
名前から誤解されても仕方ないかと思いますが、実は金目鯛は鯛の仲間ではありません。
鯛はスズキ目スズキ亜目タイ科の生き物、金目鯛はキンメダイ目キンメダイ科の生き物で、分類は全く異なります。
なぜ金目鯛と呼ばれるのか
金目鯛は金色に輝く大きな目と赤い体色が特徴の魚です。金目鯛と呼ばれるようになった理由は、単純に体色の赤色が鯛に似ていることからです。
「金色の目をしていて、鯛のような赤色の体色をしている」ため、「金目鯛」と呼ばれるようになったのですね。
鯛じゃないのにタイの名前がつく生き物はアコウダイ、マトウダイなど他にも結構いて、鯛じゃないのに、日本で魚の王様とされる「鯛」の名称がくっついている魚は「あやかりタイ」などと揶揄されます(^^;)
金目鯛の生態
金目鯛は水深800m付近に生息する列記とした深海魚であるのに対し、タイも水深50~150m付近とわりと深い場所にいますが深海魚とまでは言えません。
生活史的にも鯛の仲間とはほど遠いようです。
ただ鯛に関しては安定した量産が可能な養殖技術が確立されていることからわかるとおり、生態についてかなり深く明らかにされていますが、金目鯛は深海に住んでいるので、その生態については未解明な部分がまだまだ多いです。
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