鯛の稚魚の名前(カスゴ/チャリコ)について

鯛の稚魚の名前(カスゴ/チャリコ)について

魚は成長段階によって仔魚/稚魚/成魚に分けられますが、この分類は、年齢ではなく身体の発達具合による分類です。

 

 

稚魚の発達具合とは?

一般的にはまだ繁殖が不可能ながら鰭条数や脊椎骨数などがほぼその品種の成魚と同等に成長しているものを指し稚魚と呼びます。

 

そして鯛でも、体長10cm程度で、すでに鯛とわかる形を成している個体は「鯛の稚魚」となるわけです。

 

この鯛の稚魚は関東圏で「カスゴ」と呼ばれています。(漢字で「春子」「春小」と書きます。)

 

春期に生まれ、桜の花びらのような色をしていることから、サクラ鯛とも呼ばれます。

 

一方関西地方では、これらの呼び方に加え「チャリコ」という呼び方も広く使われています。

 

カスゴおよびちゃりこは、身が少ない為、一般的な鯛の調理法である塩焼きや刺身ではなく、酢漬けにして食べることが多いです。

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