真鯛の産卵事情(産卵期/産卵場所など)について

真鯛の産卵事情(産卵期/産卵場所など)について

真鯛の稚魚や産卵事情(産卵期/産卵場所など)についての情報をまとめています。

 

 

真鯛の産卵事情

◆産卵期
真鯛は春~夏の暖かい時期になると、卵巣・精巣が成熟し産卵期を迎えます。期がくるのは温暖な地域ほど早く、地域が北上するにつれ4月、5月、6月と時期が遅れます。

 

◆産卵方法
水温15℃近くになると、普段いる沖合の深いところから、浅い沿岸域に移動して産卵を行います。産卵は日没前におこなわれ、オスとメスが海面近くで体を擦れ合わせ、産卵・放精することで受精します。これを数週間にわたり複数回おこなわれます。

 

◆卵
直径0.8~1.2mmの卵を、

 

  • 体重1.1kgのメスなら30万~40万
  • 体重4kgのメスなら100万
  • 体重6.2kgのメスなら700万
  •  

    もの数を産むと言われています。この膨大な数の卵が海中をただよいますが、親は特に卵を守ったりはしないので、ほとんどは他の水生生物に食べられてしまいます。

     

    ◆稚魚
    生まれた稚魚はしばらくの間沿岸域の岩場や藻場で生活し、甲殻類の幼生などを捕食しながら成長していきます。生後1年もすると全長は15cmほどになり、2~3年もすると沿岸域を離れて沖合に移動していきます。

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