真鯛の生態まとめ:食性/大きさ/重さ/生息域など
日本で鯛といえば狭義に真鯛のことを指しています。ここではその真鯛の生態について情報をまとめていきます。
食性
小さいうちはカイアシ類、甲殻類の幼生を食べていますが、生まれて1年もして大きくなったら、甲殻類、ヒトデ類、魚類、貝類など様々な大型生物を捕食するようになります。
まあ基本的に自分より小さい動く生き物であれば何でも食べると思ってもらって良いでしょう。ただ「エビでタイを釣る」という言葉があるように、全体的にはエビやカニといった甲殻類を好む傾向にあります。
大きさや重さ
真鯛は成長すれば最終的に全長120cmにも達するかなり大型の魚です。真鯛は20年以上生きるといわれており、生きれば生きるほど大きくなるので、1m以上となると10年以上は生きている個体でしょう。
ただ市場に出回るのは全長30~70cm(生後3~6年程度?)程度のものが多く、これはあまり大きくなりすぎた鯛は味が落ち、価値が低いと言われるからです。
生息域
生息分布は広く、北海道以南~南シナ海北部、朝鮮半島南部、台湾などに生息しています。
浅瀬から深度200m以上の深海にまで生息しており、稚魚の間は10m以下の浅い海域に、生後1年ほどの若魚は沿岸域の岩礁などに、成魚になると水深のある沖合に移動していきます。
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