鯛が縁起物/祝い魚とされる由来:何故めでタイ?
鯛が縁起物とされるのは、「メデタイ」とかかっていることが特に有名なのですね。しかし数ある魚の中でも、「百魚の王」と称されるほどの縁起の良い魚として扱われるようになったのには、他にも色々理由があるのです。
鯛が縁起物とされる要因
◆色
鯛の鮮やかな赤色は、古くから「邪気を払う色」とされ、縁起の良さの象徴的な色とされていました。
◆長寿
鯛は魚の中でもかなり長寿です。20年以上生きるのは普通で、長生きすれば40年近く生きるため、長寿にあやりたいという願いが込められているのです。
◆味
何より味の良さも大きいでしょう。祝いの席で用いるためには、縁起の良さだけではなく、味の良さも重要な要素になりますが、鯛はその条件をクリアしています。
鯛の尾頭付きとは
祝いの席で用いられる、特に縁起の良いとされる「鯛の尾頭(おかしら)付き」は、頭も尾も完全に揃った形の鯛のこと。
「一つの事を初めから終わりまでまっとうする」という願いが込められています。
また鯛は神様へのお供え物として重宝されてきたので、「神様にお供えするには完全な形のものを供えなければならない」という意味合いも込められています。
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