鯛が「百魚の王」と呼ばれる理由
日本で鯛は「百魚の王」と呼ばれています。鯛が王という扱いを受けるようになったのには、いくつかの理由があります。
鯛が王様の理由
鯛が王様と呼ばれるのは、以下のような様々な要因が重なっている数少ない魚だからだと思います。
- 七福神の一人である恵比寿様が持っている。
- 「メデタイ」といった語呂合わせにも出来縁起が良い。
- 形の良く味も良い。
- 古代から邪気を払う色とされてきた赤色を持っている。
- 40年生きることもある魚の中でも一際長寿の魚である。
日本の文化や風習と密接に関係しているので、日本以外でこの魚を王様と位置づけている国はほぼないです。
いつから魚の王と呼ばれるようになった
鯛が「百魚の王」と呼ばれるようになったのは江戸時代に入ってからと考えられています。
江戸時代以前の室町時代までは、鯛ではなく鯉が魚の王と呼ばれていました。お祝い事や儀式でも鯛ではなく、鯉が用いられるケースが多かったようです。
江戸時代に入って鯛に変わった理由は、旧体制のしきたりを変えたかったことや、徳川家康が好物だったことなど諸説あります。
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