サザエ構造:部位ごとの名称
サザエの構造をざっくりと分けると、貝殻の外側から奥の方に向けて順に、次のような部位があります。
蓋
外側から見える、貝殻の開いた口(殻口[かくこう]と呼びます)を閉ざしている円盤状のものです。
身
蓋にくっついている部分です。食べるとコリコリとした食感があります。
貝柱
貝殻の内側に張り付いた白っぽい部分です。「ヒモ」と呼ばれるヒラヒラした膜がついています。ヒモは食されず廃棄する場合もあります。
肝
貝殻の奥の方にあるブヨブヨとした部分で、「ワタ」と呼ばれることもあります。
砂袋
肝の真ん中あたりに「砂袋」と呼ばれる赤紫色の木の年輪のような模様のある箇所があります。
生殖腺
貝殻の奥の方にある肝の先端の部分は「生殖腺」(せいしょくせん)と呼ばれる器官で、オスなら精巣(クリーム色)、メスなら卵巣(暗緑色)になります(いずれも食べることができます)
貝殻の中身はシンプルな作りですが、独特の食感や香ばしい磯の風味のほか、苦みもあるなど、サザエはなかなか奥が深い食材ですね。
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