ナマコの「呼吸樹(コキュウジュ)」について
ヒトデやウニなどと同様の棘皮動物である、ナマコ。
うねうねと動き、さらにはトラ模様で棒状といった、ほかに類を見ない独特な見た目をしています。
ナマコには脳や心臓が無く、口から触手を出して砂だけ食べているなど、かなり謎に包まれた生態をしています。
今回、そんなユニークな生態をしているナマコについて深く理解するため、ナマコの「呼吸樹(コキュウジュ)」について紹介していきます。
呼吸樹とは?
そもそも、呼吸樹とはその名前の通り、呼吸をする場所です。
ナマコは、口が底についていますがそこから呼吸をしていません。
呼吸樹という、海水を出し入れできる管が備わっており、どうやらそこから呼吸を行っていると言われています。
皮膚呼吸などはしない
ナマコが呼吸をしている、ということを想像できない方は、皮膚呼吸をしているのでないか、と思われると思います。
しかし、皮膚では呼吸はしておらず、神経が通っているためにさまざまな外的要因を感知する場所として活躍しています。
面白いことに、目や耳などは一切無く、感覚だけで生きているのがナマコなのです。
呼吸樹といい、その生態など、まだまだナマコは謎が多い生物なのです。
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