ナマコの体の構造はどうなってる?目・口・脳・心臓はあるの?
本や映像はもちろん、海でナマコを見たことがある方は多いでしょう。
棒状の体をうねうねさせて活動している、かなり独特な生物として知られていますが、体の構造は一体どうなっているのでしょうか。
また、ナマコ自体には口や脳、目、心臓などは存在しているのでしょうか。
今回、ここではナマコの体の構造についてを確認していきましょう。
棘皮動物の体の構造
ナマコに限らず、ヒトデやウニなど、こういった棘皮動物と呼ばれている生物は、ほかの生物と比べて大変特異な体の構造をしていることで知られています。
例えば、ナマコに関してですが、なんと心臓や頭などは存在しないことで知られています。
さらに、輪切りにすると五角形となっており、これが体の基本構造となっているという、ほかにないユニークな構造なのです。
明確な感覚器なども無い
ナマコには、水管系と呼ばれている器官が存在しており、外から海水を取り入れてそのまま接触、呼吸、運動などが行われています。
つまり、肛門はあるのですが口も無いのです。
さらに、血管系の退化により心臓は存在していませんが、腸などは存在しており、吐き出した腸は八週間程度で再生します。
ナマコは、本当に不思議な生き物なのです。
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