フグの種類:見分け方や味の違いについて
フグと一口にいっても、色々な種類のフグがいます。種類で見た目が異なるだけでなく、それぞれ味や食感に特徴があり、それによって向いている調理法も変わってきます。ここではフグの種類とそれぞれの見分け方、味の違いなどをご紹介します。
トラフグ
最も代表的なフグとして、まずトラフグが挙げられます。トラフグは最も美味なフグとされ、高値で取引されています。トラフグは養殖でも生産されており、年々需要は増しています。
◆見た目の特徴
白いカラダに大きな黒い斑点、灰色から黒色へのグラデーションが脇から背中にかけて広がっています。
◆食材としての特徴
身が最も旨く、刺身にして食べるのが好まれます。身以外でも皮や白子も美味しく食べられます。白子とは精巣のことで、最高級食材として珍重されています。
マフグ
まふぐは日本での供給量が多いので比較的安く手に入れることができるフグの一つです。ただし、まふぐには皮に毒があるので食べることができません。
◆見た目の特徴
まふぐは、脇に黄色いラインが入っていて、腹は白く、脇から背中にかけてが黒色をしています。
◆食材としての特徴
筋肉が食用になり、トラフグに比べると味は劣る為値段が安いです。鍋で煮たり、から揚げにする食べ方の方が好まれます。
クロサバフグ
日本近海のクロサバフグに関しては無毒とされていますが、南シナ海産のものは内臓に猛毒があります。
◆見た目の特徴
背側が黒色、腹側が銀白色になっています。
◆食材としての特徴
干物にして食べられることが多いです。
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