フグの歯切りとは:必要性ややり方など
フグの歯きりとは、読んで字のごとくフグの歯を切ることです。
フグの歯は伸びすぎると、餌を食べるのが難しくなったり、自分の口を傷つけてしまうことがあります。
また歯で他のフグを傷つけ死なせてしまうこともあります。
そのため、定期的な歯切りという手入れをしてあげることが必要になるのです。
ペットならば半年に1度程度の頻度でやるのが良いといわれています。
歯切りのやり方
やり方はわりと原始的で、ニッパーや小型のハサミを使って、伸びすぎた歯を切っていきます。
ペットとして飼われるような小型のフグの場合、歯切りの際には、飼育水を張った洗面器など小さな容器に移しておきます。
そして湿らせたガーゼを使い、水面近くでフグを包み込むようにして抑えて、口を上に向け、伸びている部分を切るのです。
野生のフグは必要ないの?
野生下のフグは、硬い殻を持つ貝類や甲殻類を主食にしているので、歯は自然と削られ伸びすぎが防がれています。
愛玩用や養殖用として、柔らかい人工の餌で長期間飼育する場合に限り、定期的な歯切りが必要になるのです。
養殖のトラフグの歯切り
トラフグを養殖させる場合には、成長に合わせて出荷までに2回ほど歯切りをするのが一般的です。
1匹ずつ人の手で行わなければならないので、わりと手間のかかる作業です。
トラフグの持つ上下二本の歯はかなり大きく鋭いために、歯切りをする際は軍手着用必須で、噛まれないように注意しながら行います。
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