河豚(フグ) の生態・雑学

河豚(フグ) の生態・雑学

フグの食性・習性・産卵・寿命といった生態に関する情報やフグに関するど面白雑学情報などをまとめています。

フグは日本で非常に認知度が高い魚ですが、どうしてフグをフグと呼ぶのか、“河豚”と書くようになったのかご存じでしょうか?ここでは河豚(フグ)の語源や漢字の由来をご紹介します。河豚(フグ)の語源日本の様々な古い書物で、フグに関する記述が確認されており、語源を知る重要なヒントとなっています。一説には「お腹のふくれた魚」に由来しているという説もありますしまたある一説にはフグが海底で食事をする際に、海底の砂...

フグは、フグ目・フグ科に属する魚のことです。料亭で提供されるようなフグはあくまで全体のごく一部であり、非食用のものも含めると120種類ものフグが存在します。フグの生息地域フグの大部分は海水に生息しています。一部淡水に棲むフグも存在し、現在10種類ほどが確認されています。フグの大部分は熱帯や亜熱帯、また温帯地域に生息します。フグの大きさ/重さフグの大きさは種類によって様々です。有名なトラフグだと平均...

素人が、骨格構造だけをみて魚の種類を判別するのはかなり難しいのですが、フグに関しては非常にわかりやすいです。例えばハリセンボン科のフグの場合、ハリネズミのようなトゲトゲが網の目のようになった構造が特徴的ですし、ハコフグ(通称ボックスフィッシュ)の場合は、骨の形がほぼそのまま生前の姿なので、一目見てハコフグの骨格だとわかります。骨だけになると本当に「箱」といった感じです。フグの骨格はまるでよく出来た...

トラフグは卵から孵化してから、およそ2年から3年の時を経て再び生まれ故郷の産卵場所に戻ってくると言われています。トラフグは、成長にともない行動範囲を広げていき、生まれ故郷の海から離れていき、産卵が可能になるまで成長すると、生まれ故郷の海域に帰り産卵を行うのです。この産卵期になると生まれ故郷に戻る行動は「産卵回帰性」と呼ばれています。産卵期トラフグの産卵期は海域によりズレがありますが概ね3~6月です...

種にもよりますが、代表的なトラフグの場合、平均的な寿命は10年程度と言われています。魚の中ではわりと長命なほうだと思います。魚の中には産卵後にすぐに死んでしまう種も多いのですが、トラフグは産卵後も生き続け、翌年も産卵を行うことができます。フグの年齢の判別方法トラフグの年齢は体長でおおよその目安がつきます。水産庁の資料より引用します。0歳 14cm、0.1kg1歳 28cm、0.5kg2歳 40cm...

フグはトトロドトキシンという超強力な毒を持っていることで有名です。わずか1gでも500人相当分の致死量に達してしまう毒性と言われていますそんな危険な毒を持つフグを狙う生き物がいるのだろうか?という疑問は当然わきますよね。フグの天敵は少ない実際フグが持つ毒は人間以外のほとんどの生物にとっても有害で、好んで毒持ちのフグを食べようとする生物は多くありません。野生の生物は、人間のように有毒部位と可食部位を...

フグの生態において非常に特徴的なのは、風船のように膨らむことができるという所ですよね。体を膨らませることができるフグの仲間は170種確認されています。フグが膨らむ理由あのようにフグが膨らむのは、身の危険を感じた時に敵を威嚇するためだと考えられています。フグは体の構造的に、サメなどの大型の魚に遭遇した時に、とっさに逃げることができません。なので膨らんで驚かせて向こうから撤退してくれるほうにかけている...

ハリセンボンは、フグ目ハリセンボン科に分類される魚で、フグの一種ということになります。近縁の動物なので似ている部分も多いのですが、やはり細かな部分では色々と違いがあります。ハリセンボンの特徴体表がとげで覆われているのが最大の特徴で、危険やストレスを感じると体を膨らませ棘を逆立てます。ハリセンボンは世界で20種類ほどが確認されており、フグ科同様ペットとしても人気がある種もいます。フグとハリセンボンの...

戦国武将である豊臣秀吉が「河豚食用禁止の令」を出し、フグ食の取り締まりを行ったことをご存じでしょうか?豊臣秀吉が全国からおよそ160000もの武士を下関に徴兵し、朝鮮に出兵したことは有名な話です。その際に、フグ毒について知らない諸国から来た武士達が、フグを内臓ごと似て食べてしまい、中毒死するという事件が相次いだのです。これを受けて、「河豚食用禁止の令」を発し、下関の立て札に「この魚食うべからず」と...

まるっとした体つきにおちょぼ口、ヒレを小さくパタパタ動かし不器用に泳いでいる様は、実に愛らしく癒やされます。その為ペットとしてフグを飼いたいという人はかなり多いです。ただフグにも色々な種類がおり、一般家庭におけるペット向きの種となると限られてきます。ペット向きのフグは?大きさについてまずトラフグのように数十cmにもなる大きさのフグは通常水槽での飼育に向きません。ペット向きなのはせいぜい10cm前後...

フグの歯きりとは、読んで字のごとくフグの歯を切ることです。フグの歯は伸びすぎると、餌を食べるのが難しくなったり、自分の口を傷つけてしまうことがあります。また歯で他のフグを傷つけ死なせてしまうこともあります。そのため、定期的な歯切りという手入れをしてあげることが必要になるのです。ペットならば半年に1度程度の頻度でやるのが良いといわれています。歯切りのやり方やり方はわりと原始的で、ニッパーや小型のハサ...

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