エビの産卵(産卵期・産卵場所など)について

エビの産卵(産卵期・産卵場所など)について

エビの産卵はどのような時期や方法でおこなわれているかご存知でしょうか?

 

この記事ではエビの産卵について解説します。産卵を通じてエビの生態をより深く知ることができるはずです。

 

 

エビの産卵期について

エビの産卵期は水温が大きく影響しています。

 

地域や種類によって異なりますが、主に水温が20℃前後の環境が産卵に適しているため、水温が20℃前後に安定していると季節に関係なく産卵期に入る場合が多いです。

 

日本や周辺の海域では主に6~9月が産卵に適した水温になりやすいため、この期間に多くのエビが産卵期に入ります。

 

エビの産卵方法について

エビは生活環境に適した場所で産卵をおこないます。

 

そのため海水エビは海水で、淡水エビは淡水で産卵をおこないます。

 

エビはクルマエビなどの根鰓亜目と伊勢海老などのエビ亜目では産卵方法が大きく異なります。

 

クルマエビなどの根鰓亜目は受精卵の状態ですでに海中に卵を放出します。

 

そしてプランクトンのまま浮遊生活をします。

 

そのため多くの卵が他生物に食べられてしまい、少数しか生き残ることができません。

 

伊勢海老などのエビ亜目は産卵した後、卵を孵化するまで腹部に抱えながら保護します。

 

幼生になるまで1~2間保護するため生存率も根鰓亜目より高いですが産卵数は少なくなります。

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