シジミを漢字で書くと「蜆」となりますが、その名前の由来や漢字の語源には いろいろな説があるようです。ここでは、そのいくつかをご紹介しましょう。名前の由来 現在使われている「縮(ちぢ)む」の古語で「縮(しじ)む」という言葉が あります。『古語辞典(新版)』(編者:松村明ほか、旺文社、1981年発行) によると、「縮(しじ)む」とは、「ちぢむ。小さくなる。」と記載されています。平安時代の歴史物語『栄花...
シジミは1対2枚の貝殻を持つ二枚貝です。日本の在来種としては、ヤマトシジミ、 マシジミ、セタシジミがいます。いずれも、貝殻は三角形に近い楕円形をしており、殻長は3cm、殻高は 2.5cmほどになります(一般に流通しているものは、これより小さめのものが多いようです)。・殻長(かくちょう)・・・貝殻の左右の最大幅のこと。・殻高(かくこ う)・・・2枚の貝殻のつなぎ目がある貝殻の上端から下端の最大幅のこ...
シジミは、日本のみならず海外にも生息しています。海外に生息するシジミで 「タイワンシジミ」という種がいるのですが、今、このシジミが日本国内で 増殖しつつあるのをご存知でしょうか。ここでは、外来種の「タイワンシジミ」 をご紹介したいと思います。形態などの特徴 1対2枚の貝殻を持つ二枚貝です。貝殻は、三角形に近い楕円形をしており、 殻長(かくちょう。貝殻の左右の最大幅のこと)は3cm、殻高(かくこう。...
シジミには河川や湖沼などの淡水を好むものもいれば、河口や海とつながった湖など、汽水域(きすいいき。淡水と海水が混ざり合う水域)を好むものもいます。ここでは淡水に生息する日本の在来種である「マシジミ」をご紹介したいと思います。形態などの特徴 1対2枚の貝殻を持つ二枚貝です。貝殻は三角形に近い楕円形をしており、 殻長(かくちょう。貝殻の左右の最大幅のこと)は3cm、殻高(かくこう。 2枚の貝殻のつなぎ...
シジミには、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか。ここでは、日本で 流通量が多く広く食用とされている、日本の在来種の「ヤマトシジミ」をご紹 介したいと思います。形態などの特徴 1対2枚の貝殻を持つ二枚貝です。貝殻は、三角形に近い楕円形をしており、 殻長(かくちょう。貝殻の左右の最大幅のこと)は3cm、殻高(かくこう。 2枚の貝殻のつなぎ目がある貝殻の上端から下端の最大幅のこと)は2.5cm ほ...
シジミの砂抜きをしている際、砂を吐く様子を見ているうちに何となく情が 移って、「このまま飼えないものだろうか・・・」などと思った方はいらっ しゃらないでしょうか。ここでは、シジミの飼育についてお話したいと思い ます。シジミにもいろいろな種類のものがいる 自然環境に生息しているシジミと同じくらい長生きさせるのはなかなか難し いところがありますが、シジミを飼育することは可能です。ただ、シジミと いって...
いろいろな動植物や昆虫の外来種が日本の在来種を駆逐し、生息場所を奪って しまう問題がニュースで報じられることが多くなっていますが、シジミにも 同様の問題が生じているのをご存知でしょうか。 ここでは、シジミの外来種問題についてお話したいと思います。外来種「タイワンシジミ」今、シジミの外来種で問題となっているのは「タイワンシジミ」いうシジミ です。日本の自然環境に侵入したのは、1980年代とされていま...
シジミはどのように産卵をおこなうのでしょうか。また産卵後はどのように生活し寿命はどの程度なのでしょう。この記事では産卵や寿命などシジミの一生について解説します。シジミの産卵シジミの産卵期は夏の時期で、主に6~9月になっており、この時期に卵を産みます。卵の大きさは、直径0.1㎜程度の大きさなのでとても小さいです。しかし一度の出産で数十万個の卵を産むため、出産の瞬間は、煙が噴き出すような感じで肉眼でも...
シジミのサイズはどのくらいの大きさに分けられているのでしょうか?またシジミの重さはどのくらいなのでしょう?この記事ではシジミの大きさや重さについて解説します。シジミの大きさについてシジミの大きさは、殻幅で10~20㎜の範囲になっています。食材として商品化される場合はS、M、L、2Lの4サイズに分けられることが多いです。小さい物は10㎜程度でSサイズに分類されます。そして12㎜がMサイズ、14㎜がL...
食用として用いられるシジミには複数の種類があります。中でも代表的な食用シジミにセタシジミがあります。このセタシジミはどのような生態になっているのでしょうか?この記事ではセタシジミの生態について解説します。セタシジミの生息地セタシジミは淡水性の二枚貝です。そのため湖や河川に多く生息しています。日本では主に京都周辺に多く生息しており、琵琶湖や瀬田川、宇治川、淀川などに生息しています。そのため主な流通地...