鮭の養殖事情を知る:養殖法や主要産地など

鮭の養殖事情を知る:養殖法や主要産地など

日本で流通している養殖鮭で、最も多いのはトラウトサーモンです。これは海で養殖されたニジマスのことで、年間約4万トンと言われる国内消費量の大半をチリやノルウェーなどから輸入しています。

 

1995年頃から急激にシェアを広げてきたチリ産とノルウェー産の養殖鮭。1996年には天然漁獲量を養殖生産量が上回り、現在もさらに増加傾向が続いています。

 

 

養殖方法について

最近チリ産やノルウェー産の養殖鮭が有害であるという情報が拡散されました。麻酔やワクチン等の化学物質を摂取する事はありますが、数年かけて生育される間に体内残量はほぼゼロになることがわかっています。

 

さらに、殺虫剤が使用されているとありますが、これは保存剤のようなもので他の食品にも入っているレベルです。また、抗生剤はコストが高いため細菌感染等の非常事態でない限り使われる事はありません。

 

チリやノルウェーでは鮭の養殖は国家事業の1つであり、しっかりとした管理統制を行い先進事業として力を入れているのです。

日本国内での養殖

刺身や寿司ネタとして日本で人気の高いトラウトサーモンですが、まだ国内での養殖場は多くありません。ただ以下のような明るいニュースを聞くようになったので今後増えていくものと思います。

 

  • 平成27年から福井県が本格的にトラウトサーモンの養殖事業に参入し、臭みなくサッパリ美味しい養殖鮭の生産に成功してます。
  • 三井物産が生食用のサーモンを海ではなく陸上での室内養殖に乗り出し、平成32年をめどに4万トンといわれる国内消費の5%にあたるシェア獲得を目指しています。

 

健康志向の高まる中国や欧米でも人気が高まる生食用の鮭。需要が拡大していく中で、リスク(病害・災害)やコスト(物流など)を下げることのできる室内養殖は、世界初の試みとして注目されています。

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