鮭(サケ)と鱒(マス)の違い:別種?見分け方は?味の違いは?
鮭(サケ)と鱒(マス)の見分け方や味の違いについてお伝えします。
分類上の違い
結論からお伝えすると、学術上では鮭も鱒も「サケ目サケ科」に属し、違いはありません。同種の生き物と言って良いでしょう。
英語では鮭を「サーモン」(salmon)、鱒を「トラウト」(trout)という呼び方もある通り、
- 主に海に降りるものを鮭(サーモン)
- 川など淡水で生活するものを鱒(トラウト)
として区別するケースが一般的です。
つまり、出稼ぎにでて海へ出戻りする者と、川にそのまま残る者という生活史の違いだけで、明確な区別があるわけではないのです。
ただ食品衛生法では海に出る魚を鮭、川に残る魚を鱒と表記する義務があります。
見分け方
日本では一般的に川にそのまま残る鱒は小さめでおおよそ体長30cmほどで、鮭(シロザケ)の平均約70cmと比べると小さい魚となります。
長距離を移動する鮭のほうが、体が大きくなる傾向にあるのです。
食材としての違い
鮭は加熱調理で用いられることが多く、生食はあまりしません。刺身や寿司に用いられるのは主に養殖されたニジマスになります。そのほとんどはチリ近海から獲れた輸入品です。
味の違い
また味の違いに関しては、漁獲時期、天然か養殖か、生息環境、年齢などで様々な要因変わってきますので、一概に違いが明示できない部分があります。
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