鰹節は消化に良い?悪い?
鰹節の味は大人にも子供にも喜ばれる“うまみ成分”が含まれています。
例えば、妊娠初期の女性がつわりの影響を受け食欲不振になっていたにも関わらず、食事に少量の鰹節を取り入れたところ食欲がわいてきたという話が報告されています。
そのような鰹節の消化は良いのだといえるでしょうか?
今回は鰹節の消化についてお話したいと思います。
「消化する」ということ
食べ物を口に入れると、小さく嚙まれた食べ物は食道を通り胃に入ります。
その後十二指腸へ送られた食べ物はいったん小腸へと入り、それから消化作用を受け栄養が吸収されるといったしくみになっています。
では、タンパク質を豊富に含んでいるといわれる鰹節の消化は良いといえるのでしょうか?知りたいところです。
鰹節に含まれるタンパク質
タンパク質とは身体に必要な栄養素で、筋肉や血液などを作る材料にもなっています。
鰹節にはそのようなタンパク質が豊富に含まれているということです。
また、タンパク質の構成成分はアミノ酸で、体内に入ると消化酵素によって分解されます。
そしていくつか繋がった状態をペプチドと呼びます。少々ややこしい話になりましたが、このペプチドは消化吸収が早く、スムーズに吸収されるという特徴があるのです。
鰹節に含まれるオリゴペプチドは酵素分解されることで得られるのですが、短時間で効率よく吸収されるといいます。
いかがでしたか?鰹節には良質なタンパク質が豊富なため、子供から妊婦さんにとっても消化の良い食べ物であるというのは嬉しいことです。
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