鰹節の食べ過ぎは健康に悪い?一日の適切な摂取量は?
だしはもちろんのこと、おひたしやお好み焼きなどのトッピングとしても活躍する鰹節。旨みが強くて、食が進みますね。
でも、食べ過ぎると体に悪いという話も聞きます。それは本当なのでしょうか?
では、いったい何が悪くて、どれくらいなら食べてもいいのでしょう?
鰹節にはプリン体が多い
痛風という病名を、聞いたことがあるのではないでしょうか。
親指の付け根などの関節が腫れて、激痛を伴う病気です。プリン体の過剰摂取が原因のひとつとされています。
鰹節100g中に含まれるプリン体の量は493mg。300mg以上だと含有量が多いとされるので、鰹節はプリン体の多い食品と言えます。
では、鰹節は食べない方がいいのでしょうか?答えはNoです。
これは鰹節100g中の含有量であって、1日の食事で100gの鰹節を摂取することは、まずないからです。
小分けされた鰹節1パックが2gほどですから、含まれるプリン体の量は約10mgになります。
一日の摂取量はどれくらいならいい?
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、プリン体を食品から摂取するのは一日400mgまでを目安にするよう指導されています。
ですから、前述の1パック分であれば全く問題ありません。みそ汁のだしとしての使用なら、一日2~3杯程度は大丈夫です。
こうして見ると、普通に食事をしていれば、鰹節からプリン体を過剰摂取する心配はなさそうです。
鰹節に限らず、同じものばかりを食べ続けるのは、体に良くありません。いろいろな食品をバランス良く食べて、健康を維持しましょう。
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