ヨード制限中にかつおだしは大丈夫?
食べることが好きな方にとって、食事を制限することは大変難しいことです。
例えばご本人や家族の中に甲状腺の病気の方がいらっしゃる場合は、その検査や治療効果を高めるためにヨードを多く含む食事を制限しなければなりません。
最初は戸惑いも多いと思われますが、摂取していいもの悪いものを確認してみましょう。
ヨードを多く含む食品とは
ヨードは甲状腺ホルモンや成長ホルモンにとって重要な役割をもつ栄養素です。
しかし、ヨードの過剰な摂取によってバセドウ病や甲状腺機能低下症などを発症する原因にもなるのです。
ヨードを多く含んでいる材料は昆布・ひじき・ワカメ・ところてんなどの海藻類や昆布類です。
特に注意したいことは、昆布はしょう油や味噌などに含まれていることがあるので必ず表示を確認することを心掛けてください。
昆布だしがダメならかつおだしも?
お料理の中ではだしを使うことがよくありますが、昆布も昆布だしも使わないでください。
では、なにでだしを取ればいいのか悩んでしまうと思いますが、コンソメや干ししいたけ・煮干しは大丈夫です。
また、かつお節やかつお節から取っただしも大丈夫です。かつお節にはヨードの含有量がほとんどありません。
だから安心して使うことができます。
ヨードは甲状腺を活発にしてしまいます。食事制限は辛いことですが、家族の協力などを得て前向きに考えてください。
日本人は外国人に比べてヨードをたくさん摂取しているといわれています。しかし、ヨードを制限する必要のある方は治療効果を期待してヨード制限に努めてください。
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