鰹節のタンパク質含有量とアミノ酸スコアについて
鰹節と言えば、ダシが思い浮かびます。
ですが鰹節は、ダシを取っただけで捨ててしまうには、もったいないほどのタンパク質を含んでいるのです。
ここでは、鰹節にどれくらいのタンパク質が含まれているのか、そして、どのように良質なのかをご紹介します。
鰹節のタンパク質含有量は?
生のカツオは、魚類の中でもタンパク質を多く含んでいる魚です。
それを乾燥させて「鰹節優良カビ」と呼ばれるカビを発生させることで、タンパク質含有量は3倍に増えます。
数字で表すと、生のカツオは100g中25.8g、鰹節は77.1gです。
タンパク質の指標「アミノ酸スコア」とは
人の体の20%はタンパク質でできており、タンパク質は20種類のアミノ酸で作られています。
アミノ酸には、人の体内で作られないものが9種類あり、これらは食品から摂取することが必要です。
食品から摂取したタンパク質は、体内に入るとまたアミノ酸に分解されます。
その後、必要なアミノ酸を組み合わせて、再度タンパク質に合成される、という経過をたどります。
ですから、アミノ酸がバランス良く体内に存在するかどうかで、作られるタンパク質の量も変わってくるのです。
食品中の必須アミノ酸が、バランス良く含まれているかどうかを数値で表したのがアミノ酸スコアです。100に近いものほど良質のタンパク質と言えます。
鰹節のアミノ酸スコアは?
肉や魚など動物性タンパク質のスコアは殆どが100で、鰹節も100となっています。
つまり鰹節のタンパク質は、アミノ酸がバランス良く含まれた、良質のものだということです。
タンパク質は、筋肉や内臓、肌になる他、細菌やウイルスと戦う抗体にもなります。
健康と美容のために、タンパク質をしっかりと摂取したいものですね。
おにぎりやお浸し、お好み焼きなどで、鰹節を毎日の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。
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