ズワイガニの種類
ズワイガニと言っても実はいろいろな種類がいるのですが、ここでは、国内で販売されることが多い3種についてご紹介します。
ズワイガニ(オピリオ種)
甲羅は丸みを帯びた三角形のやや平たい形状で、成熟すると甲幅(甲羅の幅のこと)が、オスは8~15cmほど、メスは6~8cmほどになります。
赤みを帯びた、オレンジ色あるいは灰色がかった黄色をしています。
近縁種に、後述する「オオズワイガニ」(バルダイ種)がおり、これと区別するためにオピリオ種と呼ばれることもあります。
オオズワイガニ(バルダイ種)
ズワイガニとよく似ていますが、ズワイガニよりも大きめで足が太く短いのが特徴です。
販売されるときの名称は、単に「ズワイガニ」であったり、「バルダイ」の注記が入ることもあるようです。
ベニズワイガニ
色は朱色で、加熱すると鮮やかな紅色になります。甲羅がズワイガニよりも厚く盛り上がっているのが特徴です。
成熟すると甲幅が、オスは9~12cmほどになります(メスは、資源保護のため捕獲・販売が禁止されており、詳細不明)。
ズワイガニに比べて殻が柔らかく、水分が多く含まれているのが特徴です。
香住(かすみ)漁港(兵庫県美方郡)で水揚げされるベニズワイガニが「香住ガニ」という地域ブランド名で販売されています。
ズワイガニの名前は、分類上の名のほかに、地域ブランド名などもいろいろあります。獲れる水域によって大きさなどに違いが出るようなので、旬の時季にいろいろな産地を巡って食べ比べてみるのも良いかもしれませんね。
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