養殖魚と天然魚の違い
養殖魚とというのは生け簀で育てられた魚のこと、天然魚というのは自然から漁獲した魚のこと、というのは説明するまでもないでしょう。しかし同じ種類の魚でも天然ものと養殖ものではどういった違いが現れるのか知っている人は多くないのではないでしょうか。
養殖魚の特徴
- 養殖魚は狭いプールの壁(コンクリート)にぶつかることも多く、鱗の擦り切れや剥がれなどが目立ちます。鱗は食さないので味に影響はありません。
- 自然の海や川と違い、プールの中は深さが一定です。深い所にいけない魚は紫外線にさらされやすく、日焼けをしている個体が多いです。養殖の鯛と天然の鯛では色が全く違うのは有名です。
- 天敵から逃げたり、激しい水流の影響を受けたりといったことがないので、小ぶりな個体が多いです。
天然魚の特徴
- その個体が育つのにベスト条件の環境に生息しているので見た目が美しいものが多いです。(とはいえ近年は養殖技術が向上したので、酷く見た目が悪い養殖魚というのも少なくなりました)。
- 太陽光が届きにくい深い水深にも行けるので、日焼けしている個体が少ないです。
- 水の流れを受けたり、その流れの中で自力で餌を得るためによく動くため、自然と体が大きくなっていきます。
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