減少傾向にある日本人の魚介類消費量:魚食離れの原因とは
日本の魚介類消費量は年々低下傾向にあります。何が魚食離れを引き起こしているのでしょう。
消費される魚介の変化
一般家庭で消費される魚介類の種類に変化が起きています。1965年(昭和40年)当時では、家庭で最も消費されていた魚はアジでした。しかし2010年(平成22年)までに、アジの消費量は激減し、イカやサバ、カレイやマグロ、サケなどの他の魚の消費量と同じかそれ以下に落ち込んでいます。
若年層の魚離れ
特に若年層の魚離れが際だっており、魚を食べない代わりに外食産業への支出が増える傾向にあります。年をとっても食べ物の嗜好は変わらない傾向が強いので、高齢化とともにますます魚が食べられなくなることが心配です。
それでもやはり日本人は魚好き
まあとはいえ、まだまだ魚好きの嗜好性は廃れてはいません。国民1人あたりの魚介類供給量は日本が最も多くでおよそ1年間に56.9kgという値になっています。
日本の魚食の歴史は古いですから、簡単に廃れるものではありません。僕のような魚好きが魚料理の魅力をもっと広く啓蒙していけば魚離れも食い止められると思います。
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