河豚(フグ) の健康・安全性

河豚(フグ) の健康・安全性

フグに含まれる栄養成分と効能のほか、フグ毒や食中毒、アレルギーなどの被害対策、その他健康上の注意点などの情報をまとめています。

フグの栄養価と効能に関する情報をまとめています。フグは美味しいだけでなく、栄養価も高いんです。肌に良い!フグのコリコリとした歯ごたえの正体は、フグに豊富なコラーゲンです。コラーゲンは肌の美しさを保つ効果があり、美容を意識する人に嬉しい成分です。特にフグの皮、骨の周辺に多く含まれています。トラフグの皮は、フグ皮刺しとして人気があり、千切りにして湯通しし、ポン酢をつけて食べるととても美味しいですよ。フ...

フグにはコラーゲンが豊富に含まれており、肌に良い食材といえます。皮膚の表面はコラーゲンによって細胞レベルでうるおいが保たれており、積極的な補給は美肌に繋がります。コラーゲンは健康にも良いまたコラーゲンは肌に良いだけではありません。コラーゲンは、わたしたちの体の主成分であるタンパク質の一種で、体全体のタンパク質のおよそ3割がコラーゲンと言われています。コラーゲンは体の関節部分などにも多く、体の各部を...

フグ毒の摂取により起こる摂取を河豚中毒といいます。毎年数十人の中毒者が出て、致命率も高い恐ろしい中毒です。食中毒で死に至るケースのおよそ半分近くをフグ中毒が占めているといわれています。中世などの書物でもフグ毒による死亡についてたびたび語られており、昔から危険な食材であると認識されていたようです。現代になってフグに関するガイドラインが厚生労働省から発行され、被害者は激減しましたが、いまだに毎年数十人...

自然界に存在する毒の中でも、フグ毒テトロドトキシンの毒性はかなり強力なものです。テトロドトキシンはフグの肝や皮などに含まれていて、わずかな摂取でも命の危険があります。その毒性は青酸カリの約1000倍。毎年フグ毒による中毒患者が出ており、そのうち高い割合で死亡者も出ています。テトロドトキシンとは?医療現場でも鎮痛剤として使用されることもあるテトロドトキシン。300度の熱でも分解されないため、加熱した...

フグ中毒の男性を土に埋めるシーンをあるテレビドラマで見たことがある人もいるかもしれません。これはフグの毒には、首から下を埋めると良いということが信じられていた為です。一見バカらしい迷信のように思えますが、実はこれ全くの無根拠というわけでもありません。意外と理にかなった土に埋める理由フグ中毒にかかると神経がやられてしまい、呼吸する際に動かさなければならない胸膈(きょうかく)という部位が機能しなくなり...

フグの卵巣や肝臓に毒があるというのは有名だと思います。でも皮は大丈夫なの?と心配される声も耳にしますね。フグを触る、あるいは「皮刺し」として食べる場合、皮に毒があるとマズいことになりますからね。実際のところ皮には毒はないのでしょうか。皮に毒のあるフグもいる結論からいえばフグの種類によって、皮に毒があるフグと無いフグとで分かれます。食用フグの代表的存在であるトラフグについては、皮に毒はなく、「皮刺し...

フグの稚魚がシラスに混入しているものが見つかったとして、自主回収をする販売業者が相次ぐというニュースが出たことがありました。フグの稚魚にも毒があるのでしょうか?稚魚もフグ条例の対象毒フグは、身欠きをしてからでなければ販売できません。これは食品衛生法の下にある「フグ条例」という条例で定められています。例え小さなフグの稚魚でも例外ではなく、シラスなどの他の魚の稚魚と混ざったまま、店頭に並べて売ることは...

魚の生食文化が根強い日本では、アニサキスなどによる寄生虫被害が毎年のようにニュースになりますね。フグには猛毒があることは周知ですが、そんなフグにも寄生虫はつくのでしょうか。最高級のふぐ刺しに寄生虫なんて考えたくもありませんが…。フグに寄生するウミチョウとは結論からいえば、フグにも寄生虫はつきます。よく知られているのはウミチョウという寄生虫。ダニ程度の大きさで、フグのエラの下に付着し体液を吸います。...

魚アレルギーならば、魚を食べた場合、じんましん、赤ら顔、目の充血、まぶたが腫れる、咳や喘息などの症状が確認される場合が多いです。ただ魚のアレルギーはマグロ、イワシやサバなどの赤身魚で発症することが多いですが、フグのような白身魚で発症することはあまりありません。魚アレルギーの原因として多いヒスチジンは、白身魚にはあまり含まれていないので、赤身魚ほどアレルギー発症リスクは高くないのです。フグの中毒患者...

あの淡泊な味わいからもなんとなく予想はつくかもしれませんが、フグのカロリーは、魚の中でもかなり低いほうです。100gあたりのカロリーフグ 84kcalマグロ 106.1 kcal カツオ 114kcalサケ 132.9 kcalサバ 217 kcalブリ 256.9 kcalウナギ(白焼き) 331 kcal低カロリーなわりに高タンパクで栄養価も高いということで、美容・健康志向の方にうれしい食材な...

魚釣りでフグを釣るということもありましょう。フグは毒持ちとして恐いイメージがある反面、丸っとした体つきにおちょぼ口という「可愛らしい」イメージも定着していますよね。しかしフグはその愛らしい見た目ににつかない、クチバシ状の強力な歯を備えていることをご存じでしょうか。フグの歯の危険性フグの歯は上あごと下あごに2枚の計4枚で、釣り糸もかみ切ってしまうほど強力なものです。元気なうちにうっかり口に指を入れて...

フグは致命率の高い毒を持つことで有名です。そんな生き物を素手で触っても大丈夫なの?というのは当然出てくる疑問だと思います。皮に毒がある場合、触るのはマズいですからね。毒のあるフグまず表面の皮に毒があるのかどうかは、種類によります。食用フグの代表的存在であるトラフグの皮には毒はありませんが、マフグやクサフグは皮にも毒を持っています。しかし体内に取り込まない限り素手で触った程度では、症状が出ることはな...

妊娠中は胎児への影響が大きいので、食べるものについては少々デリケートに考える必要があります。例えば妊娠中は水銀を多く含むマグロやカジキ、イルカ、クジラ、といった魚介の食べ物はNGとされています。フグの水銀量は問題ないただフグのような白身魚は基本的に水銀量が少なく、あまり気にせず食べられる魚の一つです。淡泊で低脂質なので母胎の健康にも良いのではないでしょうか。高価な食材ですから、日常的に食べるという...

魚介系の食べ物を与えるのは、大体中期あたりが適切といわれていますよね。最初は脂質が少なく胃に優しい白身魚が適しているので、フグは悪くないチョイスなのではないでしょうか。フグの食べさせ方ただフグは繊維が多いので、生ではなく加熱したものをほぐして与えるようにしましょう。ふぐ鍋にして分けてあげるのがいいかもしれません。また赤身魚よりも可能性はずっと低いですが、魚アレルギーを起こすお子さんもいるので、初め...

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