フグにも寄生虫はつくの?養殖フグにホルマリン?

フグにも寄生虫はつくの?養殖フグにホルマリン?

魚の生食文化が根強い日本では、アニサキスなどによる寄生虫被害が毎年のようにニュースになりますね。

 

フグには猛毒があることは周知ですが、そんなフグにも寄生虫はつくのでしょうか。最高級のふぐ刺しに寄生虫なんて考えたくもありませんが…。

 

 

フグに寄生するウミチョウとは

結論からいえば、フグにも寄生虫はつきます。よく知られているのはウミチョウという寄生虫。ダニ程度の大きさで、フグのエラの下に付着し体液を吸います。

 

フグの体液を取り入れているので、当然フグ毒に対する耐性があり、同等の毒性を保有しています。

 

フグに寄生していたウミチョウをニワトリに与えたところ、たった1匹のウミチョウでニワトリが死んだという話もあり、危険性は高いです。

 

ただしエラは廃棄する部分ですので、普通に可食部位を食べる分には、私たちがウミチョウの被害に合うことは滅多にないと思われます。

 

フグの寄生虫の駆除に薬品を使うのは一般的?

国が県内のフグの養殖業者を調査した結果、ホルマリンを使っていた業者が相当数あったということが一時期ニュースになりました。

 

エラに付着するウミチョウを駆除する目的だったようですが、ホルマリンは体内で発がん性物質として働き、水産庁から使用が禁止されているので問題になったのです。

 

今でもフグの寄生虫対策に最適な他の薬品が見つかっていないため、ホルマリンを使う業者が後を絶たないと言われています。

<スポンサーリンク>
page top