ドジョウとウナギの違いは?味は似てるの?
胴長でヌルヌルという共通点を持つドジョウとウナギ。ただ両者は見た目が似ているというだけで、生態や味など他の点では全く似ても似つかないものです。ドジョウと鰻の違いをまとめていきます。
生息環境の違い
ドジョウとウナギも両方淡水魚に分類されるという共通点はあります。
しかしドジョウが淡水で一生を過ごすのに対して、ウナギは生まれは海水、育ちは淡水です。いわゆる降河回遊魚と呼ばれる種で、純粋な淡水棲生物とは異なります。
※詳しくはを【うなぎの一生】参照のこと。
大きさ/形態の違い
見た目はドジョウとウナギも似ていますが、サイズは大きく異なります。ドジョウは大きくなっても10cm~15cm程度ですが、ウナギの場合は100cmを越える個体も珍しくありません。ドジョウには口ひげが10本程度ついていて、口の形も異なるので見間違えることはあまりないと思います。
味の違い
ドジョウとウナギはそれぞれ食材として親しまれていますが、味は全く異なります。ドジョウは身そのものにはあまり味がないので、濃いスープや味のつけられた鍋などと一緒に食べるのが一般的です。
それに対してウナギは、肉厚で身の旨味も強いです。白焼きのような薄味の調理法でも、単体で十分な味わいがあります。脂のりの良さもうなぎの方が突出しており、食べ応えという点でも違いは大きいでしょう。
ドジョウの栄養価はうなぎに匹敵
「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」という言葉があり、ドジョウ一匹でウナギ一匹に匹敵するほど高い栄養価を持つという意味です。
これは調べてみると事実だとわかり、特にカルシウムに関してはウナギの9倍も含まれているというので驚きです。
ドジョウはウナギよりはるかに安価に入手できるので、昔から庶民に好まれていました。
昨今高騰しまくりのウナギを栄養の為に買い続けるというのは現実感がありませんが、お手頃価格で手に入るドジョウならば実践しやすいです。
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