鯛の内臓になにやら緑色のものが…これは何?
鯛をさばいた時、内臓に緑色のものがあるのを見たことはないでしょうか。この緑色のものは「胆嚢(たんのう)」と言います。(強い苦みがあることから「苦玉」とも)胆嚢は肝臓内の胆管中に胆汁を貯留させるための内臓です。そのため冬場の餌の量が少なくなる時期の鯛に多く見られます。
緑色のものは食べられるのか?
この緑色の胆嚢は、鯛をさばく際に必ず取り除かれ、食べることはありません。サンマやアユといった魚では例外的に胆嚢も食べられますが、鯛を含む多くの魚では胆嚢は、食べずに取り除かれます。
胆嚢の中に入っている胆汁は強いアルカリ性のため、苦みが強くとても食べられるものではないのです。食べられない場所がほぼないといいわれる鯛でもこれだけは無理です(^▽^;)
さばく際には注意
また胆汁が身に付いてしまうと緑色がなかなか取れないので、さばく際には胆汁を潰さないように注意する必要があります。エラの付け根を切って、頭を内臓ごと引っこ抜けば綺麗に取ることができます。
もっとも胆嚢には毒がある訳ではありませんので、たとえさばいている最中に胆嚢が潰れてしまったとしても安全面の問題はないので安心してください。
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