生鮭/焼き鮭/冷凍鮭の日持ち
生鮭/焼き鮭/冷凍鮭は、それぞれどれくらい日持ちするものなのでしょうか。ここでは、おおよその目安と保存にあたっての注意点をご紹介します。
生鮭の日持ち
生鮭は、できるだけ店で買ったその日のうちに食べ切るようにしましょう。鮭は青魚よりは傷みが遅いですが、保存状態が悪ければ鮮度が悪くなり食中毒の原因になります。。
その日のうちに食べない場合は、流水でよく洗い、内臓や鰓(えら)があるなら取り除き、水気をよく拭きとって、ラップやビニール袋などに包んでできるだけ空気に触れないよう密閉して冷蔵保存してください。
軽く塩を振ってペーパータオルに包み、さらにラップやビニール袋などに包んで密閉しておくと、高い鮮度を維持できます。粕床や味噌床に漬け込むのも効果的です。
ただ上記下処理をしたとしても、2~3日以内に食べ切るようにしてください。下処理なしなら翌日以内です。もしも食べ遅れてしまって、少しでも悪臭がしたり見た目がおかしかったりしたら、食べるのはやめておきましょう。
焼き鮭の日持ち
加熱により細菌が死滅し、水分が飛んで腐敗しにくくなっているので、当然生よりは長持ちします。しかし常温で置けば、再び細菌が繁殖しますし、ラップの水蒸気の水分などが原因でそれを促進させてしまうこともあります。
焼き鮭の場合は、ある程度冷ましてからラップをして、空気に触れないよう密閉して冷蔵庫保存するようにしましょう。2~3日以内に食べ切るようにしてください。
冷凍鮭の日持ち
農林水産省が公表している資料『魚介類の扱いかた』によると、冷凍した魚全般について、1か月を目安に早めに食べ切ることが推奨されています。 このため、冷凍鮭についても、日持ちは約1か月と考えたら良いでしょう。
冷凍方法
冷凍するときは、水気をよく切り、1回で使う分量ごとに小分けにし、ラップやビニール袋などに包んでできるだけ空気に触れないよう密閉してください。
サルモネラなど食中毒を引き起こす細菌は、冷凍しても生き残りますので、冷凍前に悪くしないよう注意してください。
冷凍焼けについて
ただし、冷凍すると「冷凍焼け」するおそれがあります。これは、長い間冷蔵庫の冷凍室で保存したときに、乾燥や油脂の酸化によって、風味や食感が悪くなったり、黄や白っぽく変色したりする現象です。
食べても健康には害はありませんが、鮭本来の旨味は大幅に損なわれてしまいます。なのでチャーハンや炒め物など、料理の具材として使用することをおすすめします。
|
|