サケ/シャケ/サーモンの呼び方の違いは?
鮭には、「サケ」、「シャケ」、「サーモン」などといった呼び方があり、スーパーの鮮魚売り場などでもそれらの表示があるのを見かけますが、いったいどのような違いがあるのでしょうか。
鮭(サケ)
百科事典で鮭を調べてみると、1)サケ科の魚類のうちの1つの仲間の総称のことを指したり、2)サケ科の魚類のうちの、「鮭」という1つの魚のことを指して使われることがわかります。
シャケ
国語辞典(『新明解国語辞典(第四版)/三省堂』)で調べてみると、口頭語の「魚のサケ」と書かれており、鮭と同じものだということがわかります。ただ、あくまで口頭語なので、話し言葉のなかで、時として崩れた物の言い方や俗っぽい表現として使われるものと言えそうです。
サーモン
英語では、鮭の仲間の呼び名として「Salmon(サーモン)」や「Trout(トラウト)」というものがありますが、アメリカやヨーロッパなどでは、湖や河川で生まれ、海に下って成長するものをサーモンと呼び、海に下らず、湖や川といった淡水で成長するものをトラウトと呼んでいる場合が多いようです。
以上、様々な呼び方はあるものの、それぞれまったく違う魚のことを指しているわけではなく、ニュアンスや生活史の違いに由来しているのです。
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