マグロの数え方について
マグロという魚は、一匹まるごとの時から細かく切り分けられた時まで、状態によって数え方が色々な呼び方に分かれる、という特徴があります。
そこで今回は一般的に流通しているマグロの呼び方について、ひととおり解説してみたいと思います。
切り分けられる前のマグロの数え方について
海で泳いでいるマグロは1匹、2匹という具合に数えられます。
しかし、これが漁港などに水揚げされて魚市場に運び込まれると、一本、二本という呼び名に変わっていきます。
解体された後のマグロの身の呼び名
マグロは解体された後もサイズによって呼び名が変わっていきます。まず、マグロの頭と背骨を取り除いたものの半身の部分は丁と呼ばれます。
この丁の部分をいくつかに分割したものをころといいます。ころの場合、ひところ、ふたころといった具合に呼ばれています。
そして、ころをこんにゃく程度の大きさの長細い形に切ったものを冊といいます。こちらはひとさく、ふたさくという具合に呼ばれています。
この冊を一口大に切ったものは切れと呼ばれ、一切れ、二切れという具合に発音します。
このように、マグロは他の魚と比べてサイズが特別に大きいため、その処理の過程でどんどん呼び名が変わっていきます。こういうことを知っておけば、いつか魚関係の仕事に従事した場合などに役に立つこともあるかもしれません。
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