「鮪(マグロ)」の名前の由来・漢字の語源について
美味しい日本の代表魚「マグロ」ですが、皆さんはマグロを漢字でどう書くか知っていますか?
魚へんに有と書いて「鮪」ですね。では、何故マグロにこの漢字が充てられたのでしょうか?今回はその語源をマグロという名前の由来も含めてご紹介したいと思います。
気になるマグロの名前の由来は!?
マグロという名前の由来はマグロの目が黒いために「眼黒」という説と、背中が黒いマグロは泳いでいる姿が真っ黒な小山のように見えるために「真黒」という説があります。
実際日本人にとって一番馴染みのあるクロマグロは目も背も真っ黒なのでどちらの説も信憑性があります。
どうして魚+有でマグロなの!?
名前の由来からするとどうして「鮪」という漢字が充てられているのか納得がいかないかもしれません。
この鮪に含まれる有という字には広範囲を囲むという意味があります。
これだけ聞くとマグロとは全く関係のないように思えますがマグロは回遊魚という海の広い範囲を囲むように泳ぐタイプの魚なので「有」はこうしたマグロの生態を的確に表しているのです。
マグロは現存する最古の歴史書である古事記にも登場していて1000年以上も前から日本人に親しまれてきました。名前の由来や語源を知ることでより身近に親しみやすく感じられたのではないでしょうか。
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