マグロの産卵事情
マグロは泳ぐことをやめると死んでしまうという話を聞いたことはありませんか?ではマグロは一体どうやって子孫を残しているのでしょうか?今回は知られざるマグロの産卵事情についてご紹介したいと思います。
そもそも何故止まると死んでしまうの?
体の大きいマグロは常に大量の酸素を必要としていますが他の魚たちと違い自分でエラを動かせません。
なのでマグロはエラ呼吸ではなく口を開けたまま泳ぐことで海水から酸素を取り込んでいます。
泳ぐことをやめると酸素が不足して死んでしまうのです。そのため、なんと眠っているときも泳ぎ続けているのです。
一生泳ぎ続けるマグロ!どうやって産卵するの?
寝ているときですら泳ぎ続けているマグロはやはり産卵も泳ぎながらします。
なかなか大変そうですがマグロは体外受精なので泳ぎながらでもスムーズに繁殖できるのです。
メスが泳ぎながら卵を産みそれをオスが受精させれば産卵は終了です。この時メスはなんと1000万~5000万個の卵を産むと言われています。
しかしこの中のほとんどが成魚になる前に死んでしまい、きちんと成魚になれるのはたったの数十匹です。
皆さんが普段目にする大きなマグロは厳しい生存競争を生き残ったマグロなのです。
いかがでしたでしょうか?今回はマグロの不思議な産卵事情をご紹介させていただきました。
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