イワシは大きな集団で群れを作って行動します。イワシに限らず群れをなす習性の生き物は多くいますが、生物が群れを作るのは、生存確率を高めるためです。生存確率が高まる理由群れを作ると生存率が高まる理由としては、様々な説がありますが、主な説として餌が捕まえやすくなる他生物から捕食されにくくなるという二つの説がありますね。イワシの場合は後者が理由と考えられています。群れていると敵に見つかりやすいというデメリ...
日本でイワシというとマイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシの3種を指しますが、種によって、生息域が異なります。種別のイワシの生息域◆マイワシ東アジアからロシア北部の沿岸。日本以外にも韓国や台湾でも多く漁獲される。◆ウルメイワシ世界中に分布。日本以外にもアフリカやオーストラリアなど南半球でも漁獲される。◆カタクチイワシ東アジアから東南アジアにかけて。イワシは回遊魚で、広大な海を常に移動していますので...
イワシの生態について情報をまとめています。生息域世界全域の海に生息しています。日本でイワシというとマイワシ、カタクチイワシ、ウルメイワシの3種のことを指し、これらは日本全域で漁獲されます。生活形態イワシは回遊魚で、大きな群れを作って沿岸を回遊しながら行動します。食性主な餌となるのはプランクトンです。サバやカツオ、マグロといった大型の魚類の餌にもなりやすい魚です。寿命イワシの寿命は平均的には3~4年...
イワシの産卵事情について情報をまとめています。産卵時期イワシは水温が低くなる(10~20℃程度)と産卵期に入ります。その為地方や海域によって産卵期にずれはあります。北にいくほど産卵期は早くなります。東北地方では早く、九州や四国では遅いです。産卵数イワシは一度に1~5万粒の卵を産みます。産卵数は生息場所によって若干異なるようで、餌の豊富さや生活環境が影響している為と考えられています。産卵場所産卵場所...
稚魚というのは魚の成長の中の初期段階のことです。最終的に20~30cm程度になるマイワシの場合、3㎝程度までの大きさのものを稚魚と呼びます。イワシの稚魚は動物性プランクトンを餌として成長し、孵化後数か月で3㎝を超える大きさになります。イワシの稚魚は食用として人気マイワシやカタクチイワシの稚魚は「シラス」として流通しており、日本では人気の食材です。シラスというのは様々な魚の稚魚の総称のことで特定の魚...
海に生息するイワシが主食としているのはプランクトンです。プランクトンとは水中をただよって生活している小さな生物の総称です。プランクトンには植物性と動物性がありますが、幼魚のころは動物性プランクトンを、成長するに従い、植物性プランクトンの方を食べるようになります。イワシを釣るときの餌は?イワシを釣るときにはサビキ釣りで釣ります。そのため釣り竿の先に餌を付けません。しかしイワシを集めるためにコマセ餌を...
ウルメイワシは、マイワシやカタクチイワシに並ぶ日本で主流のイワシの一種です。ここではそのウルメイワシに関する生態情報をまとめています。特徴黒い背部に銀白色の腹をしています。目が大きく、脂瞼(しけん)という透明な膜に覆われているため潤んでいるように見えることから、ウルメイワシと呼ばれています。イワシの中では大型で、ふ化後数年で30㎝超える大きさになります。生息域ウルメイワシは日本を含む東アジア、世界...
日本で主流のイワシの一種カタクチイワシの生態情報についてまとめています。特徴下あごが小さく、上あごが突き出た口の形をしています。上あごだけの片方の口しかないように見えることが名前の由来にもなっています。成魚は最大で18cm。平均的には14cm程度です。青灰色の背部に銀白色の腹部、円筒形で細長い体型が特徴的です。生息域沿岸から沖合の表層を生活圏としています。日本では北海道から九州までほぼ全域に生息し...
魚には、変わった和名がつけられているものが多いですよね。ただ由来を調べてみると大抵どれもうなづける由来があるものです。「カタクチイワシ」の由来は?日本で主流に流通しているイワシの一種「カタクチイワシ」も少々変わった名前ですが、例外ではありません。カタクチイワシは漢字で書くと「片口鰯」と書きます。片方の口という意味です。カタクチイワシというのは下あごが小さく、上あごが突き出た口の形をしています。上あ...
マイワシは、日本に流通するイワシの中でも最もポピュラーな種です。安く手に入りなおかつ美味しい庶民の味方として、昔から珍重されてきました。ただ食材としての認知度はあっても、生物としてのマイワシを詳しく知っている人は多くはないでしょう。ここではマイワシの生態に関する情報をまとめています。特徴銀白色の体に、体側に黒色斑列が1~3列並んでいます。全長は最大30cmになりますが、平均的には20cm程度の個体...
鰯(イワシ)の語源と漢字の由来についてご紹介します。鰯(イワシ)の漢字の由来イワシは「魚」に「弱」と書いて「鰯」と書きますが、弱い魚と書くようになったのには理由があります。イワシは傷みやすく、漁獲後にすぐに味が落ちてしまいます。すぐに弱ってしまう魚ということで、「鰯」という漢字で書くようになったのです。鰯(イワシ)の語源イワシの語源には二種類の説があります。弱し→いわし説まず漢字の由来と同様に、弱...