ウルメイワシの生態
ウルメイワシは、マイワシやカタクチイワシに並ぶ日本で主流のイワシの一種です。ここではそのウルメイワシに関する生態情報をまとめています。
特徴
黒い背部に銀白色の腹をしています。目が大きく、脂瞼(しけん)という透明な膜に覆われているため潤んでいるように見えることから、ウルメイワシと呼ばれています。イワシの中では大型で、ふ化後数年で30㎝超える大きさになります。
生息域
ウルメイワシは日本を含む東アジア、世界全域、特に暖流に面した熱帯温帯海域に多く分布しています。
習性
回遊魚であり、春から北上し始め、秋になると南下するという季節的な回遊をします。他のイワシ同様ウルメイワシも群れを作って生活しますが、群れの大きさは他のイワシに比べてやや小規模です。
食性
ウルメイワシの餌はプランクトンです。濾過摂食という方法を用いて泳ぎながら口とエラを使い捕食します。
産卵
産卵期は春から夏にかけてのやや温暖な水温でおこないます。そのため南方の気候のほうから産卵期が始まります。
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