マイワシの生態

マイワシの生態

マイワシは、日本に流通するイワシの中でも最もポピュラーな種です。安く手に入りなおかつ美味しい庶民の味方として、昔から珍重されてきました。

 

ただ食材としての認知度はあっても、生物としてのマイワシを詳しく知っている人は多くはないでしょう。

 

ここではマイワシの生態に関する情報をまとめています。

 

 

特徴

銀白色の体に、体側に黒色斑列が1~3列並んでいます。全長は最大30cmになりますが、平均的には20cm程度の個体が多いです。

 

生息域

樺太から南シナ海までの東アジア沿岸域に分布しています。海岸付近から沖合いまでの海面表層を生活圏としています。

 

習性

大群を作って春~冬にかけ北上、秋~冬にかけ南下という季節的な回遊を行います。中には回遊を行わず特定の海域に定着する群れもいます。

 

食性

主に海水に漂うプランクトンを餌としています。口を開けながら泳ぎ、ただようプランクトンを吸い込むという捕食方法をとります。

 

寿命

寿命は5~6年ほどとされますが、8年と長生きする場合もあります。比較的小型の魚類のマイワシは、天敵も多いので、寿命を迎える前に捕食されるケースも多いです。

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