重曹を使う!?スルメを生に戻す方法
干されて乾燥した硬いスルメを生のイカのように戻すことなんてできると思いますか?それが、重曹を使うことによって生に近いイカに戻すことができるのです。
『エッ?!重曹を使う!?』と不思議に思われた方にはぜひ読んでいただきたいと思います。スルメを生に戻す方法を紹介します。
重曹でスルメが生に戻るのはなぜ?
お米のとぎ汁に漬けてスルメを柔らかくする方法がありましたが、毎日お米を炊くことがなかったり無洗米などの利用によってお米のとぎ汁がなかなか用意できない時は、重曹を使うことでスルメを生のイカに近い状態に戻すことができるのです。
なぜ重曹がスルメを元の柔らかいイカに戻す力があるのかというと、重曹はスルメの皮や繊維などを溶かして水分が入りやすくする力があるからなのです。
もう少し詳しく説明すると、重曹を溶かした水はアルカリ性となり“ふやける性質を持っているタンパク質”を多く含んでいるスルメに入りやすくなるので生に近いイカに戻すことができるというわけです。
スルメを重曹で生にする方法
重曹を水に溶かしておいて、その水にスルメを入れておくと一晩で柔らかい生のようなスルメができあがります。
その方法は1リットルの水に大さじ1杯の重曹をいれた容器にスルメを漬けておくだけです。
それで生のイカに戻ったような状態になるので、いろいろな料理に使用することはできるのですが、注意する点が1つあります。
それは、スルメを戻したつけ汁を料理に使ってはいけないということです。その理由は、戻したつけ汁にはエグ味があるので、せっかくの料理の味が落ちてしまうからです。
あの硬いスルメが本当に生のように戻るのか半信半疑かもしれませんが、重曹が入った水にただ一晩漬けておくだけなので、ぜひ試していただきたいと思います。
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