食中毒?イカスミで腹痛・下痢に・・・
主にネット上の書き込みで、イカスミのパスタなどのイカスミ料理を食べた後、腹痛や下痢が起こったという話がちょくちょくと見受けられます。では、その原因は何なのでしょうか。そこで今回は、イカスミと腹痛や下痢の関係について解説してみます。
腹痛と下痢の原因その1 トロポミオシン
イカスミを食べて必ずしも腹痛や下痢が起こるわけではなく、起こらない人もたくさんいます。
そこで、イカスミによる腹痛や下痢の原因にはいくつかの可能性が考えられますが、そのうちの1つがトロポミオシンによるアレルギー症状です。
イカスミに含まれるトロポミオシンを取り込むと体内で抗体が作られてしまい、これが原因でアレルギー症状を発生します。
そのため、イカスミを食べて腹痛や下痢を起こす人は、今後はなるべく食べないようにするのが対策となります。
原因その2 チロシン
イカスミにはチロシンという物質も豊富に含まれています。チロシンはサプリメントとしても人気のある成分で、うつ病や精神状態の改善を図りたい人がよく飲んでいるものです。
しかし、チロシンのサプリを飲んだ人の中に時々、腹痛や下痢の症状が現れるという意見が上がっています。
こちらに関しては、チロシンが原因で腹痛や下痢が起こるのかどうかはっきりとわかりません。
しかし、そういう体験談もいくつか上がっている以上、可能性までは否定できないでしょう。
イカスミで腹痛や下痢が起こる原因は、はっきりした研究結果があまりないので明確な原因はよくわかっていません。
今のところはトロポミオシンによるアレルギーという可能性が最も高いので、自分がそういうアレルギー症状を持っているかどうかを知っておくようにしましょう。
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