ドジョウにまつわる雑学/豆知識
ドジョウはおならをする?ドジョウのヒゲは高性能センサー?ドジョウは実は絶滅危惧?などなどドジョウにまつわる雑学を紹介しています。地味なイメージの強いドジョウに少しでも興味を持って貰えれば幸いです。
腸で呼吸する?
ドジョウは腸呼吸をすることで知られています。水中の酸素が少なくなると、水面から口を出し、空気を取り込み、腸でガス交換を行うのです。腸付近には多数の毛細血管が集まっていて、人間の肺と同じ役割を果たします。不要になったガスを肛門から排出するので、「ドジョウはおならをする」と言われています。
ドジョウのヒゲの役割は?
ドジョウのひげは味覚や嗅覚を備えており、獲物を探索するセンサーとしての役割を果たしています。なのであのヒゲを何らかの理由で失ってしまったら、特に野生においては死活問題となります。飼育下の場合でも、ドジョウがヒゲを傷つけないような環境を作ることが大切です。
ドジョウが実は絶滅危惧種?
ドジョウというとそこらの水田や湿地帯にごくありふれて存在する生物のような印象を抱いてしまいますが、実は近年外来種による遺伝子汚染などで、いくつもの日本固有種が、絶滅危惧とされています。
昔は日常的に食べられていた?
近年日本でドジョウを食べる習慣というのは少なくなりましたが、江戸時代においては栄養価が高く安く手に入る食材として、庶民の間で日常的に食されていました。
「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」という言葉がありますが、これはドジョウ一匹がウナギ一匹の栄養に匹敵するという意味です。
ただ今でも江戸で親しまれていた名残は残っており、東京ではドジョウを使った「どぜう鍋」や「柳川鍋」が名物料理となっています。
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