鯛の刺身と食中毒:鯛も腐ったらNG

鯛の刺身と食中毒:鯛も腐ったらNG

「腐っても鯛」などと言われますが、あくまでこれは鯛の価値の高さを大げさに表現したことわざなので、本当に腐った鯛を食べたら間違いなく食中毒でお腹を壊します(笑)

 

魚による食中毒は時には命の危険にさらされることもあるので、鯛だからといって例外視せず、刺身ならば他の魚と同じくらい鮮度に気を配る必要があるということですね。

 

食中毒の原因

保存状態が悪かったり、衛生面の悪い場所で調理したりすることで、食中毒の原因になります。

 

腐っても鯛といいますが、腐敗するというのは菌(腸炎ビブリオや黄色ブドウ球菌など)の増殖によって食べ物の成分が変質し、人体に有害な状態になってしまうことなので、腐った鯛は食べてはいけません。

 

食中毒の症状

食中毒でみられる主な症状は腹痛、下痢、嘔吐、発熱などです。

 

菌や体質によって症状はさまざまですが、発症までに時間がかかる菌もあるので、忘れた頃に症状が出てくる場合もあります。

 

食中毒の対策

  • 二次感染予防の為にも刺身を切るときに使うまな板や包丁は常に消毒をして清潔にすること。
  • 生の鯛は必ず冷蔵庫や冷凍庫で保存すること。
  • 必ず消費期限以内に食べること。

 

この3点を守れば、食中毒のリスクを最小にとどめることができるはずです。

 

寄生虫による食中毒

鯛の刺身にも寄生虫アニサキスの危険はある?】でも解説しているとおり、鯛にアニサキスがいることはあまり多くはありません。しかし全くないとは言い切れないので、生焼けには注意しましょう。

 

寄生虫でみられる症状としては、激しい腹痛、吐き気、じんましんなど一般的な菌による食中毒と似ています。

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