鯛の口の中に棲む寄生虫タイノエとは:食べれる?味は?害はある?
釣った鯛の口の中を確認すると寄生虫タイノエがいるかもしれません。
タイノエはウオノエ科に属している寄生虫の一種で、鯛の口の中で見つかるため、「鯛の餌」という意味でタイノエと呼ばれています。(鯛に限らず魚の口の中で見つかることから「ウオノエ」とも。)
タイノエの害にあるの?
タイノエはグロテスクな見た目をしていますが、アニサキスと違って万が一人間が口にしても害はありません。
ただし鯛にとっては害のある存在です。
タイノエは鯛に食べられているようにも見えますが、実態は逆で、寄生した魚の体液を吸ったり、体細胞を食べたりしているのです。
タイノエに寄生されたことが原因で、栄養失調や発達障害を起こすことも確認されています。
さらに中でつがいになって繁殖までしてしまうというのだから、寄生された魚にとってはこれほど害悪なことはないでしょう。
タイノエの味は?
私は食べたことがありませんが、揚げるとエビに近い味がするそうです。
ネットではメスの方がオスよりも美味しいなんて声もありますが、食べたことがないので真相はわかりません(^^;)
まあ釣った鯛にはわりと高確率でいるのですが、スーパーで売られている鯛に居ることはほとんどないでしょう。居ても取られています。
万が一いたとしても、タイノエは口から奥には行きませんので、頭を切り落としてしまえばうっかり食べてしまうなんてことはありません。
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