カレイの擬態能力の仕組み:あっという間に体色変化!
カレイは普段海底近くに潜み、動かないでじっとしていると、どこにいるか分かりません。これはカレイが体色を変化させ背景に溶け込んでいる(擬態している)為です。
なぜ擬態する必要があるのか、またどのような原理で体色を変化させているのか、などカレイの擬態能力について詳しく紹介していきます。
カレイの擬態能力
地質や色に合わせて擬態ができます。
- 泥沼では泥のような色に
- 砂が多い所では砂模様に
- 小石が多い場所では小石のような模様に
…というようにかなり自在です。
20分ほどあれば、体色を完全に変化させることができます。
擬態することは、獲物に気づかれずに待ち伏せする為と、天敵から発見されづらくするという二重の効果を持ちます。
カレイが体色を変える原理
カレイをよく見ると、表面にはまだら模様の斑点がたくさんあります。この斑点は色素胞(メラノフォア)と呼ばれ、大きさを変えることによって体色を変えることができるものです。色素胞を大きくすると色が濃くなり、小さくするすると色が薄くなります。
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