カレイの産卵事情:産卵場所や産卵時期など
カレイ(マコガレイ)の産卵に関する情報をまとめています。
カレイの産卵に関する情報まとめ
産卵時期
カレイの代表マコガレイは、秋になり水温が下がっていくと、エサをたくさん食べて体に蓄えます。マコガレイの産卵時期は12月から1月と言われ、産卵に向けて卵巣を大きくするためです。そして12月下旬ごろ水温が12度以下になると、産卵が始まります。この後2月中旬ごろまで産卵は続いていきます。
カレイは一年中手に入る魚ですが、冬になると卵がいっぱい詰まった「子持ちカレイ」が出回るようになります。夏には見かけないのは、産卵時期ではない為です。
産卵場所
普段海底に生息しているカレイも、産卵時期になると沿岸へと移動していきます。そして浅瀬で粗砂の海底や砂泥で産卵するのです。
卵の数
全長20cmのメスは一度の産卵で22万粒の卵を産みます。全長30cm以上のカレイになると80万から100万もの産卵数です。ただし卵が孵化しても成長できる割合は高くなく、ほとんどが餌として他の魚に捕食されてしまいます。
孵化
0.7㎜ほどの卵は海底の砂粒に貼りついた状態です。メスの産んだ卵にオスが放精することで受精します。水温11度前後だと7日程度で孵化します。
稚魚の姿
平べったいイメージのカレイですが、孵化後10日ほどは、他の魚とほとんど変わりません。目の位置は左右にあり、背びれを上にて泳ぎます。私たちが見知った平べったいカレイの姿になるまでは、生後40日ほどかかります。
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